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神トレーダcisさんは名言製造機。
cisさんの書籍で一番印象に残っている言葉
「不動産投資は罰ゲーム」

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 (角川書店単行本)
短期トレーダからみれば確かにその通り。
トレードで例えてみよう。株は買い手と売り手の発注量の板が表示され、クリック1つで売買できる手軽さがある。誤った判断をした場合は手軽に撤退ができて、次の勝負にいける(流動性がある)。
しかし不動産は、買い手と売り手の板表示などない。短期株トレーダからしたら恐怖だ。自分の願望(買いたいor売りたい)を叶えてくれる相手が見えないのだ。そして買う時も売る時もクリック1発で完結しない。宅地建物取引の免許を持った不動産業者と契約して、買い手または売り手を探して、融資取引先の審査、そういったプロセスすべてをクリアして成約する。じれったい。現金化したい時に現金にできない恐怖だ(”不”動産という名称なんだから当たり前だけど)。
この恐怖って実は株トレードにも存在する。大きいロットでエントリした直後に板が薄くなり、身動きができなくなることや急騰銘柄に飛び乗ったが急落に巻き込まれたバケツリレーなどが同じ恐怖だ。これを経験した人ならば、わかるだろう 「不動産投資は罰ゲーム」 と言ったcisさんの気持ちが。cisさんは利回りの低さを全面に言っていたけど、こうゆう部分も含めての発言だと思っている。
cisさんと比較にならない弱小短期トレーダかつ不動産投資家の私も「不動産投資は罰ゲーム」という文章を見たときにすごく良い表現だなと思った。
とはいえ、 私は不動産投資をしたことを後悔していない。
人によってはメリットが大きい。
特に中流サラリーマン。
節税効果が高い。
減価償却という魔法で住民税と所得税の圧縮が期待できる。減価償却で不動産投資事業を赤字にして本業の収入と相殺。すると税金計算のもとになる総所得が少ない状態で確定申告ができるからだ。
私は中古木造アパートを買ったあとの4年間は住民税と所得税はほぼ0円(払っていた分はすべて還付される)。
もし子供がいた場合、幼稚園や保育園の色々な費用が安くなる。給食費は無料だ。なぜならそれらの費用は前年に世帯主が払った住民税の総額をもとに計算されるからだ。つまりお金がない家庭と認定され市区町村から優遇されるわけだ。実際は減価償却で税金を圧縮しただけなのに。
資産家が不動産を買う理由はこういった節税効果が大きいと思う。
確定申告や入居者への営業・マーケティング、物件の修繕、工務店とのコミュニケーションといった普通のサラリーマンでは経験しないことが多いが、前向きになって人生の勉強だと思えば苦ではない。
節税効果のメリットに加え、サラリーマンが事業主のマインドを得る方法の1つとして不動産投資は非常に良いと思います。
と言いながら現在保有アパートを売り出し中。現在買い手側の融資審査待ち。